スタッフのちほです。
暖かい春がやってきて、
心がウキウキ気分になりますね。
お着物にも春が来て、桜柄が綺麗です。
桜柄の着物にはルールがあります。
その1:枝付きの柄は桜の季節だけ
桜柄の着物の中には、桜の花びらだけでなく、枝付きの柄があります。
枝付きの桜柄は、写実的(ありのままに表現していること)に描かれており、桜の季節にのみ着るものとされているのです。
具体的に着られる季節は、1月~桜が咲き始める前。季節を先取りしてお洒落を楽しんでみるのもよいですね!
その2:着用する季節をカレンダーで判断しない
一般的に桜の咲く季節は3月下旬~4月です が、地域によっては遅咲きの場所もあるの です。
基本的に桜は暖かい気候の西日本から北に かけて開花していきます。最北地の北海道では、桜が開花するのは4月下旬~5月と1ヶ月近くも遅く開花するのです。
なので、桜の季節を迎えたとカレンダーだけで判断しないほうがよいでしょう。その 地域ごとの開花の時期に合わせて、 着物を着用してくださいね。
その3:写実的で花びらが散っている模様は桜の散り際まで
枝付きの桜柄(写実的な)で花びらが散っている模様の着物の場合は、桜の散り際まで着用することができます。
とはいえ、満開の桜が咲いている時に桜が 散っている模様というのも少し不自然です。
そういった柄を着用する場合は、桜の散る 直前~桜の散り際までに着るのがよいでしょう。
少し短い期間ではありますが、そうした時 に合わせて着ることが“粋”とされています。
その4:枝が描かれていない着物が通年OK
通年OKの桜柄の着物は、枝が描かれていない花びらのみの柄です。花びらのみであれば、夏に着る浴衣や普段着てもよく目にすると思います。なので、花びらのみで一面を覆っていれば、桜の季節に限らずどの季節で着用しても同題ありません。
★子供の入学式で桜柄の着物を着る時のマナー
入学式は春の訪れを象徴する式典でもある ので、桜柄はマッチしているといえるでし ょう。
ただし、ここでも主役はあくまで子どもた ちということです。
派手な柄は避け、希望を表現するようま淡 いピンク色やクリーム色を選ぶと祝いの式 に華を添えることができますね。
季節感もぴったりな桜柄は入学式でもしっ かりと映えます。締塵な桜柄の着物を着 て、上品な印象にしましょう。
★子供の卒業式で桜柄の着物を着る時のマナー
卒業式は入学式と違い、別れと門出をお祝 いする式典です。
子供たちの門出の日に、お母様が豪華で派 手な柄行きの着物を着ていては、不自然 になると思われます。
そのため、卒業式では桜柄でも派手な模様 は避けて、少し大人しめの水色やグレーの 布地のものを選ぶとよいでしょう。
桜が散った柄などを着ると“粋”ですね。大人しめの柄でお洒落を楽しんでみてください。
参考資料 バイセルblog
Comments